もしへぷ岡が大阪にいたなら
秋になり夜も寒くなったきたこの頃だが、まだまだ熱い男が東京駅にいた。
そう、へぷ岡修造である。
何故この時期に大阪へ行ったのか?
大阪にはあの男が来ていたのだ。
ナンパグランドスラムの一つである、クラナンオープンにて圧倒的強さを誇る彼にへぷ岡は会いにいったのだ。
大阪に着くとAokiさん達が集まるという会場へと向かった。
会場に着くとへぷ岡は目を疑った。
そこには今大阪ナンパ界のビッグ4のうち3人が揃っていたのだ。
1人はこの男
1ヶ月に20即をあげる怪物である。
もう1人は
綿密に練られたクロージングにて試合をコントロールするプレーヤー
そして最後は
この人である。もはや圧倒的知名度と実力を兼ね備えたスタープレーヤー。何故かへぷ岡はいじられる。
またその他にも著名なスタープレーヤーが数多く集まっていた。
そんなへぷ岡に優しく語りかけるあのおとこの姿があった。
関西ナンバーワンイケメンと称えられクルクルの奇跡と言われたこの男だ。
へぷ岡のオファーによりこの大阪遠征では圭とダブルスを組むことになった。
そしていざコートを選択する時になってへぷ岡は不安を口にした。
へぷ岡は大阪のクラブコートでは勝ちが少なかった。
果たして勝てるのだろうか。
すると圭が言った。
かつてへぷ岡が圭に言った言葉だった。
かつて自分がいったことを圭から言われる。もう圭はかつてのクールな圭ではなかった。
そう
いざコートに入ると予想通り苦戦をしいられた。
新しいラケット(光るサングラス)自体はスタイルにフィットしていた。
しかし、決定打が決まらない。
攻めあぐねた。
Aokiやトニルはいち早く連れ出し、キャリラーは酔っていた。
強者のプレーを目の前にし、へぷ岡とかう織は焦っていた。
2人は戦術をクラナンからストナンに変更するもチャンスは掴めず敗戦した。
圧倒的敗戦だった。
悔しさが残る。
しかしつらい敗戦の中、へぷ岡の目はもう前を向いていた。
この負けがへぷ岡をさらに強くする。
課題は見えた。次回の大阪遠征の際には負けない。
そんな思いが伝わってきた。